タグボートの役目とは?
タグボートとはどんなものかご存知でしょうか?
タグボートは、引船、曳舟、引き舟、曳き船、曳航船(ひきふね、ひきぶね、えいせん、えいこうせん)、押し船(おしぶね、おしふね)と呼ばれ、船舶や水上の構造物を押したり、引いたりするための船のことをいいます。
大きな船の周りについている小さな船を見たことはありませんか?
大型の船や貨物を積んでいる船は小回りがききにくいため、タグボートが引っ張ったり、押すことで、荷物を安全に輸送したり、台船(だいせん)の引き出しを行うことができます。
(※台船・・・海上で作業を行うための箱船で、それ自体に海の上を進む推進力はなく、クレーンや発電機などの土台として使用したり、重量のある荷物の運搬のために使用したりする船のことをいう)
タグボートの役目は、湾内の狭いエリアで、小回りが難しい大型の船をロープやワイヤーを使って牽引したり、タイヤなどを装着したタグボートが船首を押すことで、細かい位置調整を行い、船が安全に離着岸できるようにサポートすることです。
目立たない作業ですが、スムーズに離着岸できるようにアプローチする作業は、海運業の中の縁の下の力持ち的な存在です。
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2019.08.20