船舶の乗組員は1日、どのように過ごしているの?
数日に渡る航海の場合、複数名の乗組員が交代制で業務も担当します。
交代制といっても、1日丸ごと休むといったことはなく、睡眠時間をうまく調整してそれぞれ業務を行う形です。
1日の中で特に多いのが点検作業、甲板作業です。
点検作業とは船体の点検、近隣の点検、荷物の点検など様々です。
船体自体にトラブルが起こっていないか確認することもありますし、海に危険な生態物が近くにいないかの確認も行います。
1日の中で仮眠を取れる時間もありますので、そこまで休憩なしで働いているわけではありません。
航海の目的は荷物を目的地まで安全に届けるといった仕事が多いので、荷物への衝撃はないか、荷物が傾いていないかなども随時気にしながら作業を行っています。
航海中には思わぬ揺れや衝撃、荒波にさらされることもなくはありません。
そういった時にも安全な操船ができるかがポイントです。
尚、航海のルートの最終的な決定権は船長にあります。
そして最後に大事な仕事が残っています。
それは安全な離着岸の誘導。
タグボートで台船を曳航し、安全な位置に停められたら荷物の積み下ろし作業を行って造船所や発電所などに運搬していきます。
曳船業、海上輸送業に興味ある方はぜひお問い合わせください。
2022.09.20