航海士や船長が行う航海ルートの選定業務とは?
航海士や船長が必ず航海前に行うのがルートの選定業務です。
海域の状況、視界状況、天候など様々な条件下を考慮し、航行を担保する環境が揃っているのかを検証していきます。
どのような海象条件が待っているかはわかりませんので、できるだけ万全を期した航海ルートを決定していきます。
天気だけでなく、昼夜薄暮などの状況も考えられますのでそういったことも加味します。
ただ、ある程度安全を期した航海ルートを選定したとしても、急な気象条件の変化は起こりえます。
仮に霧や雨が発生し、視界制限が発生しても、操縦訓練をしっかりと行っていて、技術的には自信を持っている方も多いので、その点は特に心配する必要はありません。
ただ、人が考えるだけでなく、海のカーナビとも言えるナビゲーションシステムも活用するのが一般的です。
波や風を考え、最適航路を示したところを航海していくというのも有効な対策です。
燃費良く、環境負荷が少ない航路を通るかどうかもとても重要です。
そういったときにナビゲーションシステムも活躍します。
最近ではリアルタイムの衛星通信設備を導入し、常時海気象予測データを導入しながら航路を決定していく方法もあります。
現在、森海運では航海士や船長を募集しています。
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2023.09.20